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ショーシャンクの空に 自由の恐怖と希望の力 感想

映画館で「ショーシャンクの空に」が鑑賞できるので、朝から映画館へ。

DVDを持っているので何度も観ているのだが、劇場では初めて。

改めてこの作品の素晴らしさに感動した。

 

無実の罪により、終身刑で服役する主人公アンディ。

刑務所内で服役中のレッド。

刑務所内は、刑務官の理不尽とも言える程の暴力が横行していた。

死人が出ることもあった。

刑務官は暴力で囚人を従わせていた。

こんな、夢も希望もない世界。

レッドは調達屋としてアンディに小さなロックハンマーを渡したことから、物語は進んでいく。

 

終身刑ということは、刑務所内で長い時間過ごさなければならい。

決して希望なんてものは持てない。

しかし、アンディは違った。

希望は何よりも美しいものだと、体現していく。

 

銀行マンとしての経験を活かし、刑務官に無償で奉仕をする。

そして、その引き換えとして、刑務所内の仲間にビールを振る舞うことを要求。

束の間であったが、アンディの仲間たちは、最高のひと時、いや、自由の身になったような気分であったであろう。

 

そして、彼は図書係として、図書館の本を増やしたり、音楽を聴ける環境をつくるなど、服役中の仲間たちに生きる楽しみを与え続ける。

また、学のない囚人たちに高卒認定試験をサポートし、出所後の生活まで案じる。

 

この、アンディの働きぶりに、刑務所の所長ノートンは目をつけ、裏金や賄賂などの表に出せないお金の管理をアンディに行わせる。

 

しばらくすると、トミーという青年が刑務所に入ってくる。

彼はアンディが罪を問われた事件の真相を知っていた。

再審請求は望むアンディをノートンは拒む。

そしてトミーは刑務所内で「無実の罪」で射殺をされる。

 

ここからアンディの自由への希望が夢を叶える。

 

彼は、ずっと何十年も独房の壁を堀り続けていた。

何人も代替わりするアイドルのポスターの裏側で。

彼は、何十年も希望を失っていなかった。

見事に脱獄を成功させて、自由を手に入れる。

そして、ノートンの悪行を世間に露呈し、刑務所の在り方も変えてみせた。

最後までアンディは希望の力を囚人に見せ続けた。

 

 

自由を手に入れるも幸せになれなかった囚人もいた。

何十年も刑務所で過ごすと、希望を失う。

自由になりたい。

しかし、長い刑務所生活は刑務所に対しての憎みを消して、外界に対する恐怖に変えていく。

そして、刑務所に頼ってしまう。

見知らぬ世界に突然、放り出される。

希望を持つことを禁じられた刑務所にいた囚人ブルックスは自殺をしてしまう。

 

希望をなくした人間は、ただ淡々と過ごしていく。

刑務所にも外の世界にも、夢を抱くことができない。

死を願っても刑務所内ではできない。

自由を手に入れても、希望をなくした人間は「死」しか選ぶことができなかった。

 

レッドも手に入れた自由を上手に扱えずにいた。

「死」がどうしても頭をよぎる。

アンディが脱獄する前に行った言葉を思い出し、約束の場所へ向かう。

ここでレッドはようやく希望を思い出す。

アンディと再開し、新しい人生への希望と夢を持つことができた。

希望の持つ力ってすごい。

 

 

ただ刑務所の在り方についても考えさせられた。

刑務所で、絶望を与え、心も殺してしまっていいものなのか。

犯罪を犯した人を何の罰もなく放り出すわけにはいかない。

ただ自分たちは、刑期を終えた人に対して無関心、無責任になっていいのか。

「元囚人」のレッテルを張らずにいれるのか。

 深い問題にどう向き合っていけるのか。

 

 

この作品のメッセージはいつだって重たい。

希望をもらえると同時に、社会の在り方に向き合っていない自分に気付かされる。

 

 

 より深く

axolotl1990.hatenablog.com

 

 

 

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